6月の談話会は四川大学の車小平教授(後楽寮243号室)にお願いしました。車さんは同大学中日都市比較研究室の主任教授です。専門家の立場からは、都市住民の安全性、利便性、快適性などの観点から適正人口は300万人程度ではないかとのことでした。東京はもちろん北京や上海は人口過剰であり、四川省の省都・成都市にはこうした大都市の轍を踏まぬよう提言しているとのことでした。経済政策が工業化に偏らぬよう、成都市にはもっと観光振興に力を入れるよう望みたいとのことでした。観光振興を強調する立場からか成都市周辺の観光地(九寨溝、楽山、峨嵋山、三峡など)のスライドがたくさん紹介されて参加者を楽しませてくれました。 (2004.6 後楽会事務局)