7月の談話会は邵潤軒・吉林大学助教授(後楽寮159室)にお願いしました。邵潤軒さんは同大学中日聯誼医院消化器内科の副主任医師で、現在東京大学医学部消化器内科学科で肝炎の研究を続けています。日本ではC型肝炎が大きな問題になっていますが、中国ではB型肝炎が多いとのことでした。談話会では特にC型肝炎を中心に、その感染と発症のメカニズム、診断法、検査法、治療法などについて詳しく話していただきました。また肝炎が肝臓がんに移行する危険度の測定法についてもお話がありました。肝炎の怖さもさることながら、普通に日常生活を営んでいる限り感染を恐れる必要は少ないと安心させてもくれました。暑いさなかでしたが出席者が多く、充実した集まりでした。 (2004.7 後楽会事務局)