公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
サイトマップ
トップ 催事案内 活動記録 施設案内 会館概要 業務案内 リンク集
  TOP  >  活動記録  >  日中友好後楽会  >  バックナンバー
バックナンバー
日中友好後楽会
  後楽会中国旅行の感想  
 

古閑哲会員に旅行の感想文をお寄せいただきました。西安と敦煌の壁画に寄せる感動は参加された全員に共通の想いでしょう
(2004.9 後楽会事務局)

今回楽しみにしていた後楽会の「中国旅行」に参加させていただき、まずは、本部スタッフの方々、及びご一緒させていただいたメンバーの各位に楽しかった旅の御礼を申し上げます。
今回は、メンバー19人スタッフ4人と中国式食卓が2卓ですむ極めてこじんまりとした、まとまりのあるグループでした。コースは「西安」「敦煌」「北京」「天津」を回る8泊9日の旅でした。
西安、敦煌と過去に経験した方と始めて訪問するメンバー用にと巡回コースの異なる企画を組むなど細かい配慮が嬉しいものでした。ですから各地でメンバーが半分になり、夕食時に合流するという新しい試みで大変有効だったと感じました。
更に、日中友好会館の「底力」のすごさに驚きました。というのは、敦煌における「莫高窟」「楡林窟」見学です。一般には開示しない壁画を、鍵を一部屋ごとに開けてくれて見学し、しかも丁寧な説明付き(日本語の上手な元寮生)という大変恵まれた見学をさせていただきました。敦煌研究院の院長様以下の心温まる歓待を受け、恥ずかしながら私は一端の考古学者になったような気にさせられました。これらの特別な見学をお金に換算すると(中国だからお許しいただいて)一人当たり5万円以上とのことです。当会だからできた素晴らしい出来事と考えます。
更には、西安の歴史博物館でクリントン大統領など特別な人にしか開示しない、人類史上貴重な壁画を見学させていただきました。息を潜めて見学したことを記憶しています。
これは当会の「普段は見せない底力」とびっくりしたものです。願わくは私自身のレベルがもう少しあればもっと楽しかったことと思い恥ずかしい限りです。

西安、敦煌は観光本に記載のところはまわりましたが、特に記したいのは、砂漠の中のバス旅行です。バスの左右に男女分かれての所用は当たり前ですが、道ない道を延々3時間胃腸がひっくり返る月の表面ようなところを走ったのは「中国シルクロードの旅」の実感がありました。バスのクーラーは壊れて利かず、窓を開けると砂埃が入るためにそれもかなわず、自分の人生の楽しかったことを思い出すことに専念した3時間でした。多分昔に厳しい砂漠を旅行した人も同じことをしたであろうと考えながら・・・。
野菜を主体とした敦煌料理を一緒に食べながら笑いあったお仲間の方々に感謝と御礼を申し上げます。そして当然に本部と会館が育てた留学生の益々の発展を祈願いたします。
楽しい思い出をいつも話し合える友人が多くできた場所を提供いただき、御礼申し上げます。
(2004.9 後楽会会員 古閑 哲)

 
 
会談する樊錦詩敦煌研究院長と
村上理事長

陝西省歴史博物館地下壁画展示場から
退場する一行(左端が筆者の古閑会員)
 
 
業務・財務に関する資料 プライバシーポリシー お問い合わせ