今回は従来と少々趣向を変えて、中国の民族楽器を聴いていただきました。雷桂林さん(後楽寮112号室)の簫と笛、張楽さん(同338号室)の葫蘆絲、イーダヤットさん(同257号室)のタンブル、アミールさん(同未定)のダップです。簫と笛はそう珍しい楽器ではありませんが、瓢箪に細い竹筒を挿して音階を作る葫蘆絲は形状、音色ともに聞き物でした。タンブルは思い切り棹の長い弦楽器、ダップは大型タンバリンのような太鼓です。 イーダヤットさんとアミールさんは、民族衣装を着てウイグル族の伝統楽曲を2曲披露してくれました。雷桂林さんと張楽さんは「女児情」「孔雀公主」「情深意長」「康定情歌」「軍港之夜」など様々な中国の歌曲、民謡を独奏、合奏で聴かせてくれました。演奏終了後、出席者はそれぞれの楽器を手にとって、重さや感触を確かめていました。 (2005.5 後楽会事務局)