「日中平和友好条約締結30周年記念シンポジウム」を開催
日中平和友好条約署名記念日を翌月に控えた7月28日、当財団、外務省、中華全国青年連合会、北京大学による共催で日中平和友好条約締結30周年記念シンポジウム」を開催した。会場となった代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターには、青少年分団を除く中国青年代表団第2陣300名と、一般公募等によって決まった日本側出席者ら、合わせて約450名が一堂に会した。 シンポジウムは「日中の『戦略的互恵関係』の構築のために両国青年が果たす役割」をテーマに、日中の青年6名が環境・省エネ、災害医療、経済、現代文化交流、青少年交流、日中関係全般について基調発表を行った。司会進行も務めた石川好・新日中友好21世紀委員会日本側委員をはじめ、谷野作太郎・当財団副会長、国分良成・慶應義塾大学法学部長、ショウ智子・OYOインターナショナル株式会社防災部リスクコミュニケーショングループ長が日本側コメンテーターとして出席。倪健総団長ら中国側コメンテーターとともに、青年の真摯な提案に耳を傾け、両国の青年が果たすべき役割について幅広く意見を交わした。 同日夜には、中国青年代表団全員がそろって記念レセプションに出席。高村正彦・外務大臣や、崔天凱・中華人民共和国特命全権大使が会場に駆けつけ、日中関係の将来を担う若者への期待を込めたメッセージを寄せた。 ステージでは、北京大学の学生が合唱と孔雀の舞を披露。美しい衣装を身につけた女子学生の華麗な動きと、日本語による「赤とんぼ」の澄んだ歌声は、歓談中だった出席者の注意を一気に引きつけて魅了した。 日本側からは、数多くのイベントへの出演経験を持つ阿波踊りグループ「新粋連」が、フロア全体を巻き込んでパワフルなパフォーマンスを展開し、最後は中国側参加者も一緒に踊り出す大盛り上がりで幕を閉じた。 (総合交流部)