公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

2008年度中国青年代表団第3陣が来日 公務員・企業家・学者など各分野で交流

 
  「2008日中青少年友好交流年」事業の一環として、11月10日から18日まで中国青年代表団第3陣(総団長=盧雍政・中華全国青年連合会副主席)が来日した。一行は、総団長ら代表者6名、青年指導者39名、公務員31名、企業家32名、教育関係者30名、地方青年指導者66名、学者27名、青少年(四川大地震被災地域青少年)68名で構成された計299名で、分団ごとに東京、神奈川、愛知、長野、山梨、京都、兵庫、広島、新潟等の各地を訪れ、それぞれ専門分野に関する視察、講演に参加したほか、日本青年との交流会やホームステイ、合宿セミナーなどを通じて、ともに各分野で日中の将来を担う青年同士、交流と相互理解を深めた。

同団の派遣は中華全国青年連合会、受け入れは当財団が担当し、青年指導者、公務員、企業家、教育関係者、地方青年指導者、学者の各コース実施は他団体にそれぞれ委託し、盧雍政総団長が参加した総団および青少年分団は、当財団が実施した。

11月12日には、全団員が「日中青少年友好交流年閉幕式『日中青少年歌合戦』」及び閉幕レセプションに参加し、中国高校生訪日団第6陣400名と、一般公募による日本側出席者ら、合わせて1000名が一堂に会した。

盧雍政総団長や万学軍総秘書長、オリンピック金メダリストの郭晶晶さんら総団一行6名は、11日に四川省の学生とともに中曽根弘文外務大臣を表敬訪問した。中曽根大臣は北京オリンピックの成功を祝うとともに、四川省の学生に「日本の若者と一生に残る思い出と友情を育んでほしい」と励ましの言葉を述べた。

13日からの地方訪問では、公務員分団とともに名古屋市の山田雅雄副市長を表敬した後、同市の名水プロジェクトについてのセミナーに参加。また、愛・地球博記念公園や、トヨタ会館を参観した。15日は企業家分団と山梨県を訪れ、富士山クラブが取り組んでいる環境保護活動を視察、樹海トレッキングも体験した。

青少年分団は四川大地震の被災地の中高生で構成されており、2コースに分かれて、それぞれ広島県および兵庫県と、新潟県を訪問した。広島コースは三次市日中友好協会の受け入れ協力を得た。広島県立三次高校にて盛大な歓迎セレモニーで迎えられ、茶道体験などの学校交流を行い、同日夜には、村井政也三次市長、國光拓自庄原市副市長も同席した夕食会に参加した。15日には兵庫県に移動し、国立南淡路青少年交流の家で啓明学院高校の生徒と合宿し、グループ懇談などで大いに盛り上がった。16日には、神戸のあしながレインボーハウスを訪問し、阪神淡路大震災を経験した高校生、大学生らと温かい雰囲気の中、交流が行われた。

新潟コースは県庁を表敬訪問し、泉田裕彦知事から、四川大地震に対する見舞いと復旧への協力、新潟県と中国との友好関係についてなど、温かい言葉をもらった。その後、県立長岡工業高校にて学校交流に参加したほか、県代表として12月に訪中する予定の高校生とともに、合宿交流会を行った。交流会では、日中混成チームを組んでのゲーム等で盛り上がり、会場は歓声と笑顔に溢れていた。16日には東京日野市のあしながレインボーハウスを訪問し、「おしゃべりの部屋」「火山の部屋」「おもいの部屋」などの心を癒す施設を見学したほか、あしなが心塾の遺児学生10人と交流し、真剣に寮生の話しに耳を傾け、自分の夢を書いた折り紙で鶴を折るなど、楽しく有意義な一時を過ごした。

各分団は地方の訪問先から東京へ戻り、17日午後には、報告会で訪日の成果を発表し、夜には歓送夕食会に参加して、日本との別れを惜しんだ。一行は9日間の日程を終え、成田空港より18日、全員無事に帰国した。本代表団の受け入れにご協力下さった外務省、新潟県庁、三次市日中友好協会、関係団体・企業、訪問先学校、ホストファミリーの皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。
                               (総合交流部)
 
 
日程表    参加者感想文
 

盧雍政総団長ら青年団一行
 
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