2008年度中国青年代表団第2陣が来日 公務員、科学技術、医療など各分野で交流
参加者の感想
●環境がとても良いと感じました。都市や緑の様相は人々を爽やかな気持ちにさせ、たくさんの現代的な建築物や、室内、庭園のデザインはとても印象深いものでした。伝統を守りながら現代化を進める中国にとって、参考にすべきものがとても多いと感じました。(大学生)
●日本の環境保護は素晴らしく、東京の空気もきれいで、北京にいる時には想像もしていませんでした。また多くの神社仏閣があり、それらの修復保護もしっかりされています。このような伝統技芸の完全な保存は、単に国の経済発展レベルで比較することはできないと思いました。(大学生)
●人の第一印象は身なりで決まります。それが国である場合、最初に訪れる空港で決まります。成田空港に到着してすぐ、その清潔さ、静かさ、礼儀正しい雰囲気が目に飛び込んできました。大規模な空港にもかかわらず、秩序が守られ、ゴミ箱にすらチリが積もっていないほど清潔です。また、公共施設から看板の言葉まで人間味に溢れており、空港全体に静穏な空気が漂っています。(科学技術)
●日本が現在中国と同じ様な問題を抱えていることを発見しました。例えば、医療資源の配分がアンバランスであるという問題については、専門家が今後日本を訪れた時に、日本がこの問題を解決するうえでどのような努力をしているかに引続き注目し、随時その情報を中国に持ち帰って、日本の経験と教訓を参考として中国に役立てたらよいのではないかと、衛生部に提案したいと思います。(医療・衛生)
●日本は省エネ・環境分野ではハード面ソフト面とも世界に先駆けている。国民、企業を問わず、環境保護や節約、省エネの理念を十分に認識しているし、更にはそれが日本の精神の核ともなっている。(エネルギー)
●松下電器産業のような日本企業は、自発的自主的に環境保全のために貢献し、社会的効果を経営の最重要課題として位置づけている。一方、中国の多くの企業は未だなお経済効果のみを追及していると感じている。このような状況を改善しなければ、中国の企業が海外で発展し、成長することはできないであろう。(環境)
●工場見学、省エネ環境保護プロジェクト及び対策、政府機関の表敬訪問、ホームステイなどの活動を通して、日本政府及び職務担当者の方々による緻密で周到な仕事振りをひしひしと感じ、また日本の方々の熱意のおかげで理解を深める事が出来たと思います。最も印象深かったのは、①人に迷惑をかけないという考え方②省エネ環境保護意識の高さ③勤労の精神――です。これらは、日本の国が現在享受している平和的繁栄と不可分であり、我々にとって大変学ぶ所が大きいと思います。(青年団体指導者)
●視察を通して、日本の防災、環境保護、「和」の文化の伝承などが特に深く印象に残りました。また日本人の勤勉さ、細やかさ、熱心に仕事を遂行する態度やあらゆる分野でより素晴らしい物、より卓越した精神を追求していく態度は、今後仕事をしていく上で、大いに学ぶべきところだと思います。(青年公務員)
●私は両国の関係が末永く続くことを希望します。地震のためにとても多くのものを失いましたが、同時に多くの物も得ました。日本の人は誰も皆、私たちにとてもよくしてくれました。また彼らは私たちが地震の影響から抜け出すために最もよい手助けをもしてくれました。各界の皆様のご配慮に心から感謝しています。私たちの故郷を建設するだけではなく、私たちが一番困難で一番辛いときに助け、気遣って下さった人に報いるために、努力して学習します。(青少年)
●日本の友人とのいろいろな交流活動の中で、彼らは分け隔てなく温かくもてなしてくれました。それは、地震後に被災地の私たちが、日本の中国に対する救援活動に感じた、異国を愛する心の温かさのようでした。機会があれば、自分の本当の努力でもう一度日本の国を訪れ、また別の異国の風情を味わいたいと思います。(青少年)