平成21年度香港高校生訪日団が来日 東京と山梨で交流
香港高校生感想
日本の印象は? ・日本人の科学技術は応用が非常に素晴らしいと思いました。教育はもちろん、防災や環境保護の各方面においてもハイテク化され、私は目の前がぱっと明るくなりました。また、自然生態系と科学技術の発展において、十分にバランスが取れていると感じました。日本人は大都市のハイテクを発展させるとともに、美しい大自然を維持しており、すごいと感じました。 ・私は日本人の心遣いの細やかさ、友好的で親切なこと、もてなしの文化を感じました。 ・日本は現代的な先進都市の一面を持ちながらも、風景には人を和ませる、すがすがしい大自然の一面が備わっていました。 学校訪問・交流の感想 ・日本の高校生との交流活動はとても面白かったです。特に大東文化大学第一高校の体育の授業と、山梨県立石和高校の学生との合宿など、身近に日本の高校生を理解することができたし、おしゃべりや団体活動を通じて、すぐに友情を築くことができました。 ・石和高校で私は総合科学の授業を受け、初めて校庭で花火を製作しました。香港では体験したことがなかったので、貴重な体験となりました。 ・大東文化大学第一高校での家庭科の授業は、とても印象深い体験でした。家庭科の先生が教えてくれたお菓子は日本の特色に富み、作り方も簡単なので、香港に戻ってからも自分で作ることができると思います。 ・山梨県立石和高校の学生はとても友好的でした。英語での会話は難しかったですが、誠実な態度と熱い思いで、コミュニケーションを取ることができました。心が通い合う友人に出会うことができました。 ・お昼ご飯をみんなで一緒に食べて、博物館にも行って、とにかくお互い理解しあえました!最後には皆、「君のこと、大好きだよ」とまで僕に言ってくれたので、僕はすごく感動しました! ・私達が別れなければならない時、ある女学生が私を抱きしめたので、私は本当に泣きそうになりました!日中間にある以前からの大きな溝は、こんなにも簡単に越えることができるのです。「一期一会」という四文字は、私達には当てはまりません。 合宿交流の感想 ・合宿した日は交流活動の中で一番楽しかったです。同じ部屋に泊まった彼女達はとても親しみやすく友好的で、私のことに気を配り、積極的に私達に話しかけてくれました。私は日本と香港のそれぞれの文化を共有し、日本の文化をさらに理解することができました。別れの時は、皆とても名残惜しく感じました! ・私は2人の高三生と3人の高二生と同じ部屋に泊まりました。私達はお互いに簡単な英語と日本語でしかコミュニケーションを取ることができませんでしたが、日中の文化と生活面における相違点と共通点について話し合いました。日本の友人は私達に日本のゲームも教えてくれました。私達はほんの短い時間を一緒に過ごしただけでしたが、とても楽しかったです。 ・今回の合宿交流は、ものすごく楽しかったです!山梨の高校生の皆も、とっても親切でした!皆、会話を理解しようと本当に一生懸命だったし、考えていることを話してくれて、僕にもいろいろ質問してくれました!あの晩は夜中の1時半までずっとしゃべり続けて、すごくいい思い出になりました! ・この経験は本当に忘れることができません!!私達はほんの短い時間を一緒に過ごしただけでしたが、私は心から彼女達が好きになりました!私達は一緒にお風呂に入り、また一緒にとても自然におしゃべりをしました。たとえお互いに言葉が通じないところがあっても、皆共感を持つことができました。 ・私達と同じ部屋の友達の中で、一人の日本の友達がその日誕生日だったので、私達はこっそりと彼女をお祝いするために、簡単な誕生日会を開きました。そのことで私達はさらに仲良くなることができました。とても大切な友情を手に入れることができました。 ・少年自然の家で、私達は火をおこしてカレーライスを作りました。その過程は本当に大変でしたが、できた時には皆とても満足しました。夜には一緒にトランプなどの香港で大流行している「7級豚」ゲームをしました。さらに、日本の高校生と彼女達の学校内外のことや、その他のことについてたくさん話をしました。彼女達の文化をより深く認識できたと思います。
これからの私たち ・香港に戻ってから日本で見聞きしたことを同級生に伝え、日本の友人とも連絡を取り続けて日中友好の交流を継続し、お互いの友情を維持していきたいと思います。 ・防災館の見学も実に興味深い学習の機会でした。館内での体験は香港でも活かすことができ、万一、火災が起きた時にはうまく身を守ることができると思います。
日本高校生感想
・私は香港の高校生たちと、きなこ団子や白玉クリームあんみつを作りました。事前に材料の英語名を調べていきましたが、うまく話せるか、ちゃんと通じるかどうか、とても心配でした。しかし、すぐに香港の高校生たちに話しかけられました。みんな積極的で気さくで、私も安心して話せました。 ・香港の人はみんな三カ国語以上話せると聞き、驚くとともに羨ましくも感じました。なぜなら、私はその日、香港テレビ局のインタービューに英語で的確な受け答えができず、大変悔しい思いをしたからです。英会話に自信を持っていた自分にがっかりしました。英語を一層頑張らなければいけないと気付けたことも今回の貴重な経験となりました。 ・ラグビー交流では、初めてラグビーを体験したと言っていましたが、香港の高校生みんなが仲良くラグビーをしていました。最初はみんなラグビーを知らなかったのに少し練習しただけでルールを覚え、楽しそうに交流していたので、私たちも心から楽しむことができました。この1回の交流でラグビーの楽しさを全員わかってくれたと思います。 ・レセプションで香港の高校生はアニメソングを合唱してくれたので、ノリやすくて手拍子で盛り上がれました。私たちのダンス発表のときもみんな温かい手拍子をしてくれたし、終わった後も「素晴らしい」とか「可愛い」とか褒めてくれました。最後はみんなのカメラで記念撮影をして、お別れしました。こんな短時間だったのに、本当に別れるのが嫌でした。今後、みんなに再会できたら、もっといろんなことを話したいと思います。 ・国は違っても同じ高校生だし、話している言葉は違っても、何か心通じるものがありました。住んでいる環境や言葉が異なっていても、笑顔はやはり共通なのだと身をもって感じることができました。そして、もっと中国語を学びたいと思いました。次回、会ったときは中国語で日本について紹介できたらいいなと思いました。 ・香港の人たちはみんな目が合っただけで笑ってくれたり、話しかけてくれたりして、積極的でびっくりしました。交流する前は、そんなに話したりするのかなとか、ダンスや話しているとき盛り上がるのかなって不安もあったけれど、交流してみたらそんな不安があったことすら忘れてしまうくらい楽しめました。香港の人たちとは、男女関係なく写真をたくさん撮りました!日本人同士だったら、男の人とは写真を撮ったりしないけど、全くそんなのなくて楽しかったです。 ・こんなに短い間でも絆は深まり、友達も何人もできたので、私はこの経験を絶対に忘れません。本当に参加できてよかった!この一言だけです。またこのような機会があったら積極的に参加しようと思います。 ・最初は戸惑ってばかりでした。何を話したらいいかが分からなく、心の中では「どうしよう、どうしよう」という思いばかりでした。けれど、香港の生徒さん達が慣れない日本語と少しの英語を交えて一生懸命話しかけてきてくれるうちに、自然と私も会話を楽しむことができました。 ・国や言葉は違うけれど、私たちは国境を越え、お互いにたくさんのことを学んだ。異文化を学ぶことは、とても大切なことだと私は思う。私たちの学校は、外国との交流をとても大切にしている。いろいろな国の人たちとたくさん触れ合い、お互いのことを理解し合うことができ、とても素晴らしいと思う。 ・今回の合宿で感じたことは、「音楽の力」だ。キャンプファイヤーをした際、僕たちの高校は香港の生徒たちにGReeeeNの「キセキ」とレミオロメン「3月9日」の2曲をプレゼントした。あちらの高校生たちも歌をプレゼントしてくれたのだが、その歌は中国語で何を言っているのかはわからなかったけれど、彼らのとても心のこもった歌声に僕はこの上ない感銘をうけた。 ・合宿の夜0:00に私が18歳の誕生日をむかえた時、同じ部屋のみんなが祝ってくれました。写真を撮ってプレゼントをしてくれたり、キーホルダーをくれたりと、とってもうれしかたです。一緒に料理をしたり、泊まったり、お風呂に入ったりした仲間たちだったので別れはさみしかったです。ですが、この交流会に参加して本当に良かったです。とても濃い2日間でした。 ・2日間は終わってみるととても短く、充実したものでした。この交流で一番感じたことは、香港のみなさんは日本の歌手とかドラマを知っていて“となりの国”なんだ、ということをあらためて感じ、親近感を持ちました。そして香港のみなさんと、友達になれてうれしかったです。 ・私は人見知りなのですが、香港の生徒はみんな親しみやすく、いろんな人と話をしていました。交流の授業では5人ずつのグループの分かれ、香港の生徒と一緒に物事を考え、学ぶことができました。 ・私にとって、国際交流というのは高校に入った一番の目的なので、それの第一歩が踏み出せて自分にとってのプラスになりました。たくさんいた中の数人の方ですが、とても仲良くなれて楽しく充実した時間を過ごせました。アドレスの交換もしたので、これからも少しずつでも連絡を取り合い、またいつか会えたらいいなと思っています。 ・今回の交流で自分の英語力のなさを痛感した。なかなか意思を伝えられない自分に苛立つこともあった。しかし、そういった自分を知ることで、「これから一生懸命英語を勉強して会話ができるようなレベルまで持っていきたい」と思うことができた。今回2日間という短い期間ではあったが、香港の人達と分りあえた気がする。また、自分の今後の目標を見つけることができたのは大きな成果だと思う。