公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
サイトマップ
トップ 催事案内 活動記録 施設案内 会館概要 業務案内 リンク集
  TOP  >  活動記録  >  総合交流部  >  青少年交流報告
バックナンバー
総合交流部
 

平成21年度中国高校生訪日団第4陣が来日  山形・新潟・静岡・岐阜・神奈川で交流

 
 

中国高校生の感想

日本を訪問して 
・日本に降り立った瞬間、美しく、壮観な景色は、私が中国で想像していたものとは全く違っていました。また、ゴミ箱1つにしても、環境に配慮し、ゴミをきちんと処理している点から、本当の超大国が何たるかを感じ取りました。

・9日間の日程を終えたとき、実際の日本と私たちの想像の中の日本とは大きな開きがあることに気付きました。その開きは印象の良し悪しではなく、日本人の物事に対するきめ細やかな取り組み方、あるいは仕事を疎かにしない精神があってこそ、日本の今のような繁栄があったのだということに気付きました。

・立谷川リサイクルセンターの方たちの仕事への情熱に敬服しました。廃品を利用してきれいなものを作り出すことや、材料ごとにそれぞれ別のゴミ箱に分別し、日本国民全体の環境保護意識を先導して、社会や道路などを更にきれいにしているところは、私たちが見習うべきです。

※日本では東洋文化や西洋文化の影響を受けているものがたくさんありました。その多くは日本独自の文化ではありませんが、外国文化の影響を受けず、日本より先進的な文化を幅広く参考、吸収し、自国の文化を基にオリジナルの文化を作り上げたことが、日本が発展した要因の1つでしょう。

高校訪問・交流の感想
・日本の高校では技術や家庭科などの専門教科、さまざまなグループ活動を通して、生徒の実践力や創造力の育成に重点を置いているところに感心しました。このような教育方法なら生徒を就職させやすいと思いました。

・農業高校では牛や綿羊を飼育している牧場を見学し、自分の手できゅうりやリンゴを収穫しました。大自然に触れると心が穏やかなになるので、快適な環境で勉強できて羨ましかったです。

・日本高校生と一緒に国語の授業に参加しました。授業中、日本高校生に古詩『凉州詞』の中国語の発音を教え、日本高校生はこの詩の日本語の読み方を教えてくれました。最初は発音できずに苦労しましたが、お互い楽しく交流できました。

・学校交流では日本側の心のこもった歓迎を受けることができて嬉しかったです。校内には温かい雰囲気が満ち溢れ、学校側は苦労をいとわず、私たちのためにたくさん豊富なプログラムを準備していてくれたので、大変充実したものとなりました。皆さん、美しい思い出をありがとう!!

・私は美術と家庭科の授業に参加しました。もともと私の苦手な2科目でしたが、美術では漫画を何枚も上手に描けたし、家庭科では日本高校生のジェスチャー混じりの指導のおかげで日本料理がおいしく作れたときには、苦手意識を克服できたようで嬉しかったです。

ホームステイの感想 
・日本のお父さんお母さんはとても親切で、まるで日本に私の家族ができたようでした。以前から日本人は親切だと聞いていましたが、自分自身が経験して、初めて日本人の優しさを実感しました。ホームステイはとても忘れ難い体験だったので、日本の家族と一緒に撮ったプリクラやスナップ写真を見るたびに、お父さんお母さんのことを思い出して涙が出てしまいます。

・ホームステイで感じたことは、同じ言葉でコミュニケーションはできなくても、微笑んだりうなずいたり一緒に写真を撮ったりすることで、私たちの間の感情や思いが伝わりました。もっともっと多くの中国人が本当の日本を理解し、もっともっと多くの日本人が本当の中国を理解して、両国の人民の友情が末永く続くといいと思いました。

・ホームステイ2日目、ホストファミリーと一緒に高山祭りと飛騨の古い街並みを見に行きました。日本の古典的な装飾を施した格別美しい大きな山車がたくさん出ているのを見て、感動しました。また、出会ってから24時間も経たないうちに、私たちの間には時間を超越した感情が生まれ、別れるときには涙が止まりませんでした。

これからの私たち 
・今回の交流訪問を通して、私は全く新しい日本を知り、日本に対する印象が良くなりました。日本と中国の間にはいがみ合う理由はなく、小さな矛盾から大きな友好を否定する理由もありません。私たち青少年は今後関係を保ち続け、交流を深めて中日友好を促進し、自分の小さな力でも双方の平和のためになるよう自分の責任を果たしたいです。

・日本のゴミ処理場を見学して、日本の環境保護と資源の節約の仕方には驚きました。中国人はこんなに資源を節約していないと思います。帰国したらきっと自分が見聞きしたことを周りの人たちに伝え、みんなに自分から環境保護を始めるように勧めて、世界の資源節約のために自分も貢献したいです。
 
                           日本人高校生感想

・私の家にホームステイした中国高校生は、美術が好きで、日本のアニメの話で盛り上がり、とても楽しかったです。それに、どうしても言っていることが分からない時は、絵を書いてコミュニケーションを取りました。とても面白くて分りやすかったです。

・母の提案でお菓子を作ることになり、日本語で書いてあるレシピを通訳して、共に作業しました。一緒に作ったお菓子はとても良い出来栄えで、喜びもひとしおでした。

・受け入れた中国高校生の趣味が、僕と共通して日本の歴史や三国志が好きだということで、一緒にそのゲームをしました。彼がとても喜んでいたので嬉しかったです。

・彼女が私の家にいた時間は本当に短かったけど、まるでずっと前からの友達みたいな気がしました。今まであまり中国の事を調べたりすることはなかったけど、今回の交流で中国へ行ってみたいなと思いました。こういう交流があることで、国同士が分り合えるようになっていくと思うので、もっとこういう機会があるといいなと思います。

・カラオケに行き、歌って踊りました。私が日本の曲を歌うと、ナイスシンガーと言ってめちゃめちゃ盛り上げてくれました。そしてその子も中国の曲を堂々と歌ってくれました。カラオケで歌いまくっている中、音楽の話や好きな洋楽アーティストの話で盛り上がり、やっぱり日中の中でも音楽の壁は無いんだと思い、それと同様日中には隔たるものは何のも無いということに気付きました。

・私たちは「そば打ち体験」を準備しました。中国でそば打ちをする機会はまったくないそうで、2人とも初めての経験だったそうです。慣れない手つきながらも、とても楽しそうにそばを打つ様子を見て、こちらも嬉しくなりました。

・日本では、中国に対してどちらかというとマイナスイメージの方が強いと思います。私自身もそうでした。しかし実際にこのステイで感じたことは、私のイメージとは全く異なっていました。かわいくて、オシャレで礼儀正しく、他人への気遣いができる子でした。また、私の家族とも楽しそうに会話していて、明るい子でもありました。一番嬉しかったのが、ステイ後母が、「これからは中国のイメージを変えなきゃね」と言ってくれたことです。私だけでなく家族にとってもいい経験になりました。

・言葉があまり通じず、もどかしい点もあったけど、別れ際に泣いていた彼女を見て、楽しんでくれたんだと安心することができました。彼女とはこれからも手紙やメールで連絡を取り合えれば良いと思います。

・中国の生徒がすごく楽しそうに笑顔で話しかけてきたのが一番印象に残っています。こちらがおもてなしする方なのに、何を話していいかも分からず、あたふたしていたら、英語でゆっくりと話してきてくれました。私は英語が苦手だったけど、単語とジェスチャーで何とか意思疎通ができました。その時の喜びが忘れられません。・朝から一緒に朝食を作ったり、日本の文化を体験してもらおうと思い、着物を着たり、買い物をしたりしました。あっという間に時間が過ぎてしまい、お別れの時には彼女は泣いていました。私も自然と泣いていました。先日、Eメールが届き、今度は中国に家族を招待したいと言ってくれたので、次に会える日を楽しみにしたいと思います。


 
 
 
業務・財務に関する資料 プライバシーポリシー お問い合わせ