第十四回中国教育関係者代表団が来日
多様な教育現場を視察し、教職員と交流 来日の最大の目的である教育現場の視察としては、東京3校(豊島区立千登世橋中学校、東京都立桜修館中等教育学校、早稲田大学)、千葉1校(東海大学付属浦安高等学校)、大阪1校(茨木市立郡山小学校)の計5校の教育機関を訪問。授業見学や施設参観をしながら、学校関係者や生徒たちと交流を深めた。 学校訪問では、それぞれの学校教育の特色等について紹介があり、校内を回りながら授業の様子を見学した。また、教職員との懇談の場では、学校運営や生徒・教員の評価方法など積極的に質疑応答を行った。大阪府教育委員会では、大阪府の教育概況の紹介の後、日中双方の間で有意義な意見交換が行われ、大阪府の最新の教育実践について実感できたようである。 各校の特色ある教育内容や実りの多い交流プログラム、教職員や生徒たちに熱烈歓迎を受けたことなどは、団員一同に深い印象を残し、帰国後それぞれの職場で、日本の活発な学校生活の様子を伝えたい、との感想が寄せられた。 また、滞在中には、東京、京都、兵庫、大阪で政治、歴史、文化、経済、防災に関する参観を行い、幅広く日本を理解する機会を得ることができたものと思う。15日に行われた歓送会には、劉占山 中華人民共和国駐大阪総領事館領事も出席し、一行とともに訪日の成功を祝った。 代表団はすべての交流プログラムを終了し、3月16日に関西国際空港より帰国の途に就いた。当事業の実施にご協力いただいた外務省、文部科学省、東京都教育庁、大阪府教育委員会並びに受入関係機関、学校関係者の皆さまに厚く御礼申し上げたい。 当財団は今後とも、教育関係者の交流と青少年交流を両輪と考え、双方の交流内容の充実が図れるよう、努力していく所存である。 (総合交流部)