公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

平成22年度中国高校生訪日団第3陣 参加者の感想文

 
  【中国高校生の感想

第1分団(富山/大阪)
○学校交流で私たちは、日本の高校教育を体験するために、日本の学生たちと一緒に4科目の授業を受け、部活動にも参加した。部活動はスポーツのほか、茶道や琴など、さまざまな種類があった。日本の高校教育が、中国のいわゆる「受験教育」とはまるで違っていることに驚いた。日本の教育は、学生たちの興味、関心を育て、創造力やイマジネーションを最大限に引き出し、育成することに重点が置かれている。これはいわゆる「素質教育」の考え方にかない、中国の思想家・孔子の「因材施教」(対象に応じて異なった方法で教育を施す)の理念にも通じている。
ホームステイでは、日本の家族にとても親しみを感じた。言葉が通じなくても、交流の妨げにはならなかった。互いに親しくあいさつを交わし、思っていることを言い合い、日本人の優しさ、大らかさ、もてなしを体験することができた。それから高岡市の有名なお寺も案内してもらい、日本文化の豊かさを知ることができた。今回のホームステイを通して、日本に対する印象が一変した。日本人の教育レベルの高さに感心し、中国は見習うべきだと思った。
日本滞在中で、ある有名な政治家の講演を聞いた時、とても印象に残った言葉がある。「先進技術が大衆のために活用されない国は、いつまでたっても遅れた国である」という言葉だ。日本が中国より進歩している一番の点は、貧富の差がないことだと思う。日本のどの一般家庭でも、東京のホテルと変わらないようなすばらしいサービスが受けられる、いや、それ以上かもしれない。細かいところまで心を配ることこそが、成功のポイントである。日本人は細やかな心配りをとても大切にしていて、いたるところで「人間本位」の精神に触れることができる。中国はこの点でとても劣っている。また教育に関しては、グローバル化、多元化が日に日に重要となる今日、中国の「受験教育」は時代遅れと言わざるを得ない。これに対して日本の教育は、人材の育成ということを大切に考えている。日本のどの学校のどの学生も、あらゆる分野の多様な技能を身に付けているのである。これこそが書物だけの知識に留まらない、時代のニーズに見合った教育だと思う。(甘粛省2年男子)

○わずか1泊だけだったが、インパクトが強烈だった。ホストファミリーはとても友好的だった。私が海鮮類アレルギーだと聞き、お父さん、お母さんはわざわざ鍋料理を用意してくれた。とてもおいしい鍋料理をいただきながら、思わず自分のお母さんのことを思い出した。パートナーと一緒にゲームで遊んだり、アニメや漫画について話し合ったり、楽しくコミュニケーションすることができた。また移動中も、日本の学生が積極的に話しかけてくれて、私たちの交流は大成功だったと思う。
日本の学生はとても明るく、朗らかだった。発想もクリエーター精神に富み、中国の学生に対して抵抗感を持ってないばかりか、むしろとても友好的だった。また中国と比べて、日本の学校は放課後の部活動が多様多彩で、学生の趣味や特徴を最大限に伸ばすことができると思った。
また日本は環境がとても良く、街ではゴミがほとんど見あたらない。学校でも、校舎に入る時にまず靴を脱ぎ、廊下の脇に寄って歩くなど良い習慣になっている。
日本人はマナーが良い。歩行者は左側を通行し、信号が赤になると必ず止まり、礼儀正しく譲り合う。それに、日本では車のクラクションは全く役に立たない物だと言える。なぜなら、滞在中一度もクラクションを聞いたことがなかったからだ。日本人が心に余裕を持っているからだろう。(甘粛省1年男子)


第2分団(滋賀/京都/大阪)
○学校では日本の高校生たちと楽しく会話をし、彼らが中国に対してどのような疑問、期待を持っているのかについて知ることができた。それからいくつかのクラスの授業を見学した。先生も学生も私たちに興味津々という感じだったが、クラスの秩序はよく保たれていた。先生はマルチメディア機器を使って分かりやすく授業をしていて感心した。例えば地理の授業では、パソコンで気象庁のオフィシャルサイトにアクセスし、最近の台風に関する気象データを出し、それをもとに講義を行っていた。学生は講演を聞いている聴衆のようで、「参加している」という雰囲気はあまりないが、リラックスして授業を受けており、うらやましく思った。訪問した高校はとてもきれいな学校で、学生たちは皆礼儀正しく、とても良い印象を受けた。
高校を訪問した日の夜は、N家にホームステイした。AさんとYさんはとても優しかった。その夜、ショッピングモールに出かけた。お母さんが買い物をしている間、私は姉妹二人と一緒にプリクラを撮ったりして楽しく遊んだ。二人が活発な性格だったおかげで、私はすんなりとこの家庭に溶け込むことができた。翌日、一緒に琵琶湖博物館に行った。琵琶湖の歴史を学び、水生植物園で記念写真をたくさん撮った。お母さんがその日の午後にはもう写真を印刷してくれていたのに感動した。日本家庭の生活レベルはとても高く、家族皆幸せそうに見えて、「さすが先進国の家庭だ」という印象を受けた。とても優しく、おばあさんはたくさんのごちそうを用意してくれた。私を家族の一員として受け入れてくれて、とても温かい気持ちになった。日本は社会全体の雰囲気がいい。他人に迷惑をかけないように考えて行動している。こうした習慣は、どんどん広がればいいと思う。物価もバランスが取れていて、観光地でもコンビニでも基本的に価格の差がなかった。物の売買も、公正で正直な雰囲気だと感じた。これには海外から来た者はとても感動させられる。
また日本は、特別なケアを必要とする人たちへの心配りがすばらしい。エレベーターには車椅子専用のボタンが設置されており、視覚障害者用道路や点字標識など、サービスが充実している。
それ以外にも、遺跡を大切にしている。ほとんどが元のままの状態で保存されており、とても清潔である。これも日本社会ならではだと思う。また料理に使われる食器がとても美しい。
日本の環境保護は細かいところから、また小さな子どもの頃から始められている。環境問題への取り組みと成果を、中国政府は参考にするべきである。(上海市1年女子)

○ホームステイでは楽しく過ごすことができた。ホストファミリーのK君とは、言葉はうまく通じなかったが、優しさははっきりと感じることができた。K君の帰りが遅かったため、家族総出で僕たちをもてなしてくれた。駅を出ると、お母さんが車で迎えにきてレストランまで連れていってくれた。お父さんとお兄さんは先にレストランへ行き、席をとって注文をしてくれていた。
夕食後は、ご家族が上海に旅行した時の写真を見せてもらい、一緒にゲームをして遊び、お風呂に入ったのはもう夜中の12時を回っていた。実は、そのことがご家族にたいへん迷惑をかける行為だったことを、僕は後になって知った。ご家族は僕たちの後でようやくお風呂に入ったので、お母さんは朝食の準備をするために、ほとんど寝ることができなかったようだ。本当に申し訳なかった。
日本人は何事にも細やかな心配りをすることに感銘を受けた。ホームステイ先の家までは地下鉄と電車に乗るが、僕たち二人の切符は、K君の二つのポケットに別々に入れられていた。夕食の時にも、お母さんは僕たちのためにわざわざ、ご飯、麺類、パンを用意し、選ばせてくれた。寝る前にお母さんに「ちょっとのどが渇いた」と言うと、歯を磨いて部屋に戻った時には、テーブルの上に氷水の入ったポットと二つのコップが用意されていた。部屋のエアコンもつけられていて、布団まで敷いてあった。
もう一つの感想は、日本の家庭がとても温かいということである。食事の時、お母さんがお父さんにお茶を入れ、ご飯をよそう。お兄さんは小さな弟にご飯を食べさせ、お父さんの手伝いをする。リビングの壁にも家族写真がたくさん飾ってあり、日本の家庭の温かさを感じた。(上海市1年男子)


第3分団(山口/熊本)
○学校交流では、日本の学生と一緒にダンスや園芸を習い、馬に乗り、折り紙で鶴を折り、ホームステイでは、遊園地に行き、日本の家族と1日一緒に生活し、とても充実した時間を過ごすことができた。日本人はとても優しく、オープンだと感じた。私たちの日本語はそれほど上手ではないし、日本の学生の英語もあまり流暢ではない。それでもお互いの努力でうまく交流することができた。
今回の訪日を通し、本当の日本を知ることができた。日本の美しい景色、日本人のまじめさ、優しさが、私は何よりも好きである。帰国後、中日間の友好関係が末永く続き、発展するよう、できる限りの貢献をしたいと思っている。
日本の環境はとても美しく、人と自然の調和が取れている。日本料理も特色があり、とてもおいしかった。また日本人は教養レベルが高く、生活のいたるところに「他人に迷惑かけない」という精神が見え隠れしていた。(広西チワン族自治区2年男子)

○ホームステイ先で、お父さんとたくさん会話をした。お互い自己紹介をし、自分の趣味などについて語り合い、中国と日本の観光名所についても話をした。それからドライブにも連れていってもらい、日本の山の風景を堪能した。二人の妹もとてもかわいかった。一人は5歳で、もう一人は7歳。もうマラソンに参加したりもしていて、よい成績を収めていた。日本の文化と中国の文化についてたくさん話したことで、お互いの国の文化について理解を深めることができた。今回のホームステイでは、日本文化の奥深さを知り、日本人の親切な心、もてなしに感銘を受けた。
学校交流では、日本人学生と一緒に授業を受け、柔道を習い、部活動にも参加した。部活動はとても印象に残った。私は剣道部に参加した。剣道部のコーチはおもしろい方で、とても辛抱強く私たちを指導してくれた。それから日本の学生二人の模範稽古も見せてもらった。危ない場面で私は思わず声を上げてしまい、コーチは「大丈夫だ」と言ってくれたが、私は本当に驚いてしまった。
今回、日本に来る前から日本に関する情報をいろいろ耳にしていた。いいこともあれば、悪いこともあったが、私は日本が中国の友好的な隣人であり、親善的な国であると信じてやってきた。実際日本に来て、さまざまな活動に参加し、私の日本に対する印象は以前よりはるかに良くなった。これからも両国がずっと友好な関係を保ち続け、一緒に明るい未来を迎えることができるよう祈っている。(広西チワン族自治区1年女子)

○熊本県の高校の先生方、学生の皆さんが大好きだ。情熱的で大らかな上に、とても純朴だと感じた。皆で談笑する時の笑顔と、明るいあいさつ、ジェスチャーがとても印象的だった。しかし残念ながら、再来年その学校は取り壊されるそうだ。校長先生はとても優しく、温かい方だった。そしてもう一人、手先が器用な切り絵の授業の先生だ。切り絵の宿題を手伝ってくれただけでなく、私の作業が上手くいかず、また学校を離れる時間が迫っている中、先生はご自身で作った作品を私にプレゼントしてくれたのである。本当にありがとうございました。
さらに、ホストファミリーのSさんとその家族は本当に優しい方々で、いろいろなことで本当に良くしてくれた。ありがとうと伝えたい。日本のお父さん、お母さん、おばあさん、妹のことが大好きだ。みんながいつまでも幸せでありますように。(広西チワン族自治区3年女子)


第4分団(千葉/静岡)
○学校交流は、とても充実していて楽しかった。短い期間で、日本の伝統文化、マナー、勉強や学校生活について知ることができた。たくさんの学生と出会い、好奇心が掻き立てられた。彼らの勉強方法を知り、授業風景を見られて、とてもうれしかった。例えば千葉県の高校での古文の授業はとても新鮮だった。ちょうど中国の古典「完璧帰趙」をやっていて、授業内容はあまり分からなかったが、皆の中国に対する印象や見方、そして古典文化をとても大切にしていることなどを知ることができた。それから音楽の授業では、彼らが音楽専攻なのかどうかはわからなかったが、とても上手に歌っていた。日本人は決して経済だけではなく、芸術の発展も大切にしていることが分かった。授業見学後、私たちは生け花を体験した。一見簡単そうに見えたが、「生け花には人の考え方や性格が表れる」と教えられ、斬新な感じを受けた。
ホームステイでは、日本人の日常生活を体験し、おいしい日本料理をいただいた。日本料理は種類が豊富で、栄養のバランスもよく考えられている。器もたくさんあり、すべての料理に違うお皿が使われていた。静かに食事をするという習慣も、穏やかな雰囲気で落ち着いて過ごすことができた。短期間の体験だったが、とても忘れがたく、大切なひとときだった。
私は以前、日本人が友情や人情を重んじない民族だと思っていた。しかし今回の交流を通し、考え方が変わった。日本でたくさんの学生や、ホームステイの家族と知り合い、友情を築き、本当の日本を知ることができた。
互いに交流をすれば、相手の本質を知ることができる。私たちに必要なのは交流の機会を増やし、友情の懸け橋を築くことなのだ。これが私の出した結論だ。(重慶市2年男子)

○ホームステイの時、おじいさん、おばあさんが中国のことが大好きだということを知った。今年の冬にも北京に観光に行ったという。重慶を含め、すでに中国の10以上の都市を回ったそうだ。私が持参した重慶の写真を見せながら重慶の話をしたところ、みんなとても興味を持ってくれた。夕飯の時、おばあさんはわざわざ春巻きを作ってくれた。中国語を4年間勉強し、簡単な会話もできるとおっしゃるので、驚いてしまった。夜、ホストファミリーの友達と話をし、お互いの勉強や生活についてたくさん知ることができた。翌日、私たちは弟の学校に行って運動会に参加した。私は家族の一員として弟の応援ができて、とてもうれしかった。
日本の学生は、勉強においてあまりプレッシャーがないように感じた。勉強以外の課外活動がとても重視されており、放課後の多彩な部活動などはとても魅力的だと感じた。
9月8日、外務省で行われた角南篤先生のセミナーで、印象深かったことが一つある。角南先生は、「多くの人がそれぞれすばらしいアイデアを持っている。しかしその知識、アイデアを実際の発明と結び付け、新しい製品を生み出し、生活向上などの社会貢献ができている人は一部の人だけである」という趣旨の発言をされた。私もかつて中国で、水洗トイレに再生水を利用することを考えたことがあるが、考えただけで、それを実現するための具体的な行動を取ろうとしなかった。しかし日本に来て、一部のトイレではすでに再生水を利用しているのを見て、驚きと同時に自分を恥ずかしく思った。自分に欠けているものが何かを自覚し、大いに反省させられた。日本にもっと学ばなければならないと痛感した。(重慶市3年女子)


【日本高校生の感想】

○「次のステップに…」
私は今回の受け入れを通して、たくさんのことを考えることができました。
それは、たくさんありますが特に三つのことが心に残ったので書きたいと思います。まず一つ目は、気配りがとてもできていることです。食事や買い物の時に、「あなたはどうですか?」といつも気にかけてくれて、日頃の自分の行動を改めることも必要だと考えさせられました。二つ目は、ホームステイに来てくれていたXさんが、自分の住んでいる中国の町のことを教えてくれたことです。すごく誇らしげに自分の町のことを話してくれ、とても勉強になりました。私はあまり伝えることができなかったのでもっと自分の住んでいる所を理解したいと思いました。三つ目は会話の能力です。これが私を一番苦しめていました。自分がきちんと伝えられないことや理解できなかったりと、悔しい思いをすることがたくさんありました。なので、これからはきちんと表現力や文法をしっかり身につけたいです。
これらのことは、考えているだけでは何も変わることはありません。自分自身が一歩踏み出していかなければ、ずっと今のままの自分だと思います。そうならないためにも、次のステップの自分になるため、日々努力をしていきたいです。そして、また今度Xさんに会うことができるなら、今、言えなかったことや言いたかったことをたくさん伝えられたらいいなと思います。そのためにがんばっていきます!!(富山県2年女子)

○「世界の広さ」
普段何気なく暮らしていて、いつも見えるものが常識なんだと捉えていた自分。今日の交流で今まで自分は愚かだったと気づく。そう世界は広いのだ。今日、いろいろなことを中国の生徒に話した。普段通じることは少ししか伝わらなかった。そう日本と中国では文化が違う。逆にいろいろなことに気づかされた。
私は他国との交流はその国の文化を知るだけでなく、自分の文化の特徴、そして大切さを実感させてくれるよい機会になると思う。このようなイベントはとても必要だと思うし、機会があればまた参加したいと思っている。(大阪府1年男子)

○「楽しかった国際交流」
先日中国から来ていただいた中国の方々と初めてお会いして、まずその人々の笑顔にびっくりしました。僕の頭の中にある中国とは、みんなが貧しくて暗い毎日を送っていると思っていました。だから彼らの笑顔を見て、本当にびっくりしました。それと、彼らの笑顔が私達の笑顔と似ていたこともびっくりしました。僕は授業で二人の女の子と話しました。好きなスポーツや好きな日本のアニメ、歌手などありきたりなことしか聞くことができませんでしたが、とても楽しかったです。なかでも、中国人が「いきものがかり」を好きなのにはびっくりしました。しかも彼らはところどころ日本語で歌っていました。午後の交流では一人の女の子のすばらしい踊りも見て、とても楽しかったです。またグループになって話していた時、一人の女の子がN君を「中国で有名なスターに似ている。」と言って、とても気に入っていたのには笑いました。
この交流を通じて、国際社会で貢献したいと強く思いました。本当にいい経験をさせていただき、ありがとうございました。(大阪府1年男子)

○「まだ遠い」
私は生徒を代表して中国の高校生達にいくつかの質問をした者のうちの一人です。私は高校1年生時にも、同じように中国から高校生が来た時に、学年の代表としてあいさつの言葉を述べさせていただいた経験がありますが、そこから私が感じ取ったことは以下のことであります。
それは、中国の高校生は話を聞く姿勢がよく、私も気持ちよくスピーチができてよかったなということです。また彼らは秀才であり、英語を流暢に話します。日本の教育は、読み書きは教えますがコミュニケーション能力を鍛えることはありません。私はこのことは非常にまずいと感じています。具体的な理由は伏せますが、彼らの受けている教育をお手本にし、日本の教育にも携われたらなと思いました。
最後にもう一つ感じたことを述べます。今回の歓迎会の後、家に帰ってニュースを見ると、日本と中国の船がぶつかるという事件が報道されていました。両国の間で中国船の船員の処分をめぐって対立がありました。まだまだ両国の間のさまざまな面における隔たりはなくなりそうにないです。今回出会えた中国の高校生たちといずれ協力し合い、問題を解決できたらなと考えております。(滋賀県3年男子)

○「初。外国人友達」
初めての顔合わせの時からどんな子か、とてもわくわくしていました。授業も終わり、いざ帰宅。英語がちゃんと伝わるのか、ちゃんと聞きとれるのか不安ながらもいろんな話をしました。そして中国の高校は9時限目まであるとか、生の食べ物は苦手だとか、日本との文化の違いも知ることができました。家についた後はおじいちゃんがやっている京人形の店に行ったりプリクラを撮ったり、最後は夜景も見に行ったりしました。そして、家に帰った時、「You speak English very well!」と言ってくれました。その時はとてもうれしかったです。
そしてたまに漢字を使って会話をしたり、一緒にゲームをしたりと二人で夜深くまで楽しんでいました。朝を迎え私達に上海万博のおみやげをくれました。お返しに日本のものをプレゼントしました。帰りのバスに乗るまでずっと話していました。「You are my best friend!」とも言ってくれてとてもうれしかったです。またこのような受け入れの機会があったら、ぜひやってみたいと思いました。(京都府1年女子)

○「中国人との交流を終えて」
率直に思った感想は、英語が非常に上手い。僕の想像を遥かに超えていた。「全く英語は喋れないんですよ。」とたどたどしい英語ながら発音はとても流暢で驚かされた。
次に思ったことは、年代も近いせいかマンガに物凄い興味を持っていたのにも驚いた。なぜなら中国人は勉強で忙しいため、マンガなど読む暇もないと思っていたためである。そして、日本独特の文化であるマンガに興味を持ってもらえてうれしかった。
今回は自分達の文化を説明するばかりでかなり受動的だったので、今後交流のあるときには、お互いの文化を分かりあえるように能動的に接していきたいと思いました。(山口県1年男子)

○「貴重な出会い」
今回の日中交流は私にとって本当に貴重なものとなった。その中で、英語の重要性を特に感じた。ホストファミリーとして二人の学生を迎え、英語で約2日間生活をすることができたが、学生二人の話す英語からは、しっかりとした中国の英語教育がうかがえた。日本と中国の関係は、これからも緊密に、そして重要になっていくと思う。しかし、今回数人の学生と話し、ホームステイした二人の学生と2日間話して、どんな難しい問題も長い時間をかけて話し合えば、両国とも納得できる答えがきっとでるだろうと思った。私はそう信じたい。これから進学をし、国際関係学を学ぼうとしているが、今回の出会いは私の出発点となるだろう。(熊本県3年女子)

○「アジアの中の交流」
いままで何回かこのようなホームステイなどの体験をしてきましたが、すべて欧米の英語圏の子とばかりで、アジアの子は今回が初めてでした。中国と日本はこんなにも近い距離にあるのに、知らないことだらけでした。私は昔から中国と日本は、お互いを高めあって生きているように思えます。その両国の関係を私たちがなくすなんてできません。むしろ発展していかなければならないのです。文化がもちろん違いますから、衝突だってすると思います。しかし、それはいけないことだけではないと思うのです。時には衝突し、お互いを知ることで、もっとお互いに成長していくことができます。私はこの交流でまた新しいことを知る事ができたことをうれしく思います。(千葉県2年女子)

○「中国高校生訪日団を迎えて」
今回、中国の高校生の方々を迎えるにあたり、中国語を簡単な会話程度ですが勉強しました。中国語はすべて漢字なので、字から大体の意味をつかみ取ることができたので、覚えるのは比較的容易でしたが、発音が難しかったです。それでも僕の拙い中国語が向こうの方々に伝わった時は、とてもうれしく思いました。
中国は日本から非常に近い国でありながら、僕は中国に関して、授業で習ったことやテレビなどで得た知識しか持っていませんでした。しかし、今回同じ世代の中国の方たちと触れ合って親近感を抱きました。もっと時間があれば、お互いの国のことや、自分自身のことについて話し合いたかったです。
日本と中国は昔から深い関係があります。これからもお互いに良い影響を与え合いながら、アジアの発展のために、ひいては世界の中で大きな貢献ができるよう協力し合えたらよいと思います。(静岡県1年男子)
 
 
   
 
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