公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
  2010日本青年代表団 感想文  
 

【地域間交流(山形)分団
○現地の学生さんに、「一緒に居て話してとても楽しかった。ありがとうございます。」と言いながらチョコを貰った。急なことで何もなく、自分の携帯に付いていた、着物生地で作ったストラップをお返しにあげた。「日本を感じられるものだから思い出に残ります。」と涙を流しながら喜んでもらった。大したものではないが、こんなに喜んで貰えて私も嬉しかった。

○国籍の異なる、同年齢の学生同士が共通語の英語を通じて会話したことは、これからの学生生活や将来に向け、互いによい刺激となった。私たちは、大学生活や家族、自分自身のことを互いに紹介し合った。彼女との会話の中で、印象的だったことがある。それは、中国の良い面も悪い面も、その両方を理解した上で自国に誇りを持ち、自分の将来をしっかりと見据えていることだ。「住民」としての国民ではなく、「国を形成する一員」としての国民である、という強い意識を感じた。これは、国家と国民との間に、支え合いや強い信頼関係がなければ芽生えない意識だと思う。中国国家と国民の関係性や意識は、これからの日本を変えていくヒントとなるのではないだろうか。

【地域間交流(新潟)分団】
○ハルビン市第一中学校で体験した授業参観や、教員と代表生徒との交流体験は、職場に戻った後でも、「これからの国際社会で活躍できる若者」を育成する責任を常に意識させ、私に緊張感を与えている。

○今回の訪中に教員という立場で参加させてもらった者としては、今後は研修旅行や交換ホームステイといった事業を通じ、日中両国の若者が直接顔を合わせ、お互いをよく理解し認め合うことのできる交流の機会を積極的に用意する必要性を強く感じた。

【経済(東北地区)分団】
○今回の交流を通じて、日本がどんな国よりも中国と近い関係になれる可能性があると感じることができたのは自分にとって大きな一歩だった。日本人同士ですら、相手を訪問し直接話さなければ分からないことが多い。訪中団参加という貴重な経験を機に、これからも相手についてもっと勉強し、対話を継続することで、お互いの創造的な関係構築にほんの僅かでも協力できれば嬉しい。両国の経済的な関係も、表面的なパートナーシップではなく、深い相互理解の上に成り立つべきである、と感じている。

○今回のプログラムで触れ合った人々のうち、一部の若い人々のマインドは健全で、経済成長に向けて鼻息を荒くする傍ら、環境問題にも意識を向けられており、一つ一つ問題を解決しながら成長していこうという意思を感じた。

【経済(華東地区)分団】
○今回の訪中で感じた日本の存在感の薄さは少々意外なものでした。日本は経済に限らず、多様な面で中国と交流を深めてゆくことが、中国の人々、特に、次の時代を担う若者達から強い関心を持たれるためには必要ではないかと、訪中団での経験を通じて考えました。

○国家として、注力する分野に的を絞り、そこに対し様々な優遇政策を施すという、産業発展に向けた徹底した姿勢に驚きました。日本で同じことをしようとしても、一体どの産業に対し優遇政策をとるのか、場所はどうするのか等あまりに多くの意見・利害関係者が登場し、迅速な判断を下し、一貫した姿勢をとることは難しいかと思います。国がリーダーシップを発揮し、それに対し、民がきちんと答え、産業を発展させていく様に、中国のパワーを感じました。

【経済(岐阜)分団】
○今回の訪問により、姉妹提携している江西省の魅力を実際に確認することができ、提携していることに大きな意義を感じるとともに、一つの交流が次へと繋がり、より深い交流へと繋がっていくことを実感できましたので、今後も一つ一つの交流を大切に積み重ねていきたいと思います。

○今回の訪問により、姉妹提携している江西省の魅力を実際に確認することができ、提携していることに大きな意義を感じるとともに、一つの交流が次へと繋がり、より深い交流へと繋がっていくことを実感できましたので、今後も一つ一つの交流を大切に積み重ねていきたいと思います。

【地域間交流(和歌山)】
○改めて、日本と中国の両国が、競争、協力し合うことによって、世界を引っ張っていく国になっていくべきだと痛感した。

○日本と中国との関係を今よりさらに良いものにしたい。日本人ならだれもが、普通に中国を訪れたいと思えるような関係を築きたいと思う。

○具体的に中国とは一体どんな国なのか、未知の世界でした。しかし、いざ足を踏み入れてみて、わが身で中国を感じ、中国が大好きになりました。私は中国の人と人との関係に魅力を感じます。

【ポップカルチャー分団】
○今回の訪中を通して、本物の日本ファッションが求められているのではないか、そして大きなビジネスにつながるのではないか等いろいろ考えさせられました。今回の経験をきっかけに中国ファッションをより深く研究し、今後のビジネスにつなげていきたいと強く感じました。

○期間中に一眼レフのシャッターを押し続けていた私。皆が人に対して温かく、他愛もない話をして笑いあい、パワフルに生きている。それがカメラに写っていた。反日だ、尖閣諸島だ、なんだの言われていることがバカバカしく思えた。生活者として何一つ変わらないじゃないか。

○現地の方々ともお話させていただきましたが、とても気さくで、よく笑いよく話す方が多かったです。僕の中の「中国人は無愛想」というイメージとは程遠い方々ばかりでした。日中の間には様々な問題がありますが、メディアから受けたイメージなどに縛られず、お互いが「分かり合いたい」という心構えで対話すれば、必ず理解しあえると思います。それができるのは、本当の過去を知らない僕たち、若い世代なのかもしれません。

○今後の日中関係を築くのは、今の若者達。誰もが情報発信の出来る今とこれからの時代、世論を形成するのも、デモ活動を起こすのも、それを止めるのも普通の若者達だ。そんな中国の若者達の大多数は、リアルな日本と日本人をおそらくまだ知らないだろう。しかし、その日本人が創り出した「ポップ・カルチャー」というジャンルの文化ないしコンテンツには、多くの若者達がすでに高い興味と好意をもってくれている。それは少なからず「日本」という国、そして日本人への関心・興味にも繋がっている。そこに、今後の日中関係をいい方向に導くための文化外交・文化交流の在り方のヒントが大いにあると、改めて感じた訪中だった。

【文化分団】
○偶然隣の席に座っていた北京の大学生と、尖閣諸島問題における双方の教育事情等を「本音で」語り合うことにより相互理解が出来たと思います。彼は本当に日中友好を願っており、その為に日本への留学を考えている学生です。彼の話から、日本で報道されていない中国の現実(プラス面・マイナス面)を知ることで、机上の空論ではない「確固たる事実」を学べた良き機会でした。                                                            (総合交流部)
 

 
 
 
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