公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

平成22年度中国青年代表団第1陣が来日 約500名が各分野で交流、中国56民族すべて集結

 
  「21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流事業)」の一環として、5月26日から6月2日まで平成22年度中国青年代表団第1陣(総団長=倪健・中華全国青年連合会主席助理)が来日した。一行は、青年指導者98名、メディア55名、経済界48名、教育関係者34名、公務員70名、医療衛生34名、対日観光関係者34名、司法関係者30名、文化芸術28名、少数民族60名で構成された計491名。同団の派遣は中華全国青年連合会、受け入れは当財団が担当した。少数民族分団は当財団が実施、その他各分団は、それぞれ他団体に実施を委託した。
 
少数民族が日本文化を体験
当財団が実施した少数民族分団(分団長=呉金光・中国国家民族事務委員会国際司副司長、一行60名)は、国家民族事務委員会に所属する6つの民族大学から構成され、東京のほか、千葉、神奈川、京都、大阪を訪問した。5月27日に訪れた江戸東京博物館では、江戸・東京の400年の歴史に関する映像を見た後、4グループに分かれ、ボランティアガイドの案内により館内を視察。丁寧な説明を受けた一行は、当時の文化や生活模様、復興の様子を十分に理解できたようだ。

翌28日には、麗澤大学を訪問し、中山理学長の歓迎挨拶と大学の紹介を受けた後、中国語学科の学生との交流を行った。6グループに分かれた交流は、日本の学生とともにウイグル族文化の展示会や緑豊かな校内を見てまわり、中国語の授業も参観した。数時間ではあったものの、日本の学生も高いレベルの中国語で積極的に交流し、双方とも有意義な成果を収めることができた。
 
1日に訪れた京都では、裏千家を訪問。裏千家センターでお点前のデモンストレーションを見ながら、お茶とお菓子のいただき方を学び、堪能した。その後の質疑応答では、団員から「どうして同じ茶碗でお茶を飲むのか」、「主人と正客との間にはなぜ距離があるのか」など活発に質問が出た。裏千家学園での交流は、5グループに分かれ、学園生による着付けや日本茶道における作法の説明を受け、楽しみながら日本文化を学ぶ貴重な体験となった。
 
同日午後には、大阪へ移動し、国立民族学博物館へ。須藤健一館長から、館内には約30万点の資料を所蔵、1万3,000点の民族資料が展示されているとの説明を受け、団員たちは驚いた様子だった。館内の中国展示コーナー参観の際には、団員たちは自分の民族が研究されているか熱心に見学していた。

このほか、環境、防災施設見学として有明水再生センターや京都市市民防災センターを見学。また、国会議事堂、パナソニックセンター東京、金閣寺、嵐山などを参観するなど、日本の風土、政治、経済、歴史、環境、防災、文化等について、幅広い見識を得る機会が得られた。

東京で行われた歓送報告会には、文徳盛中華人民共和国駐日本国大使館政治部参事官や渡邊信之外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官らが出席。団員が活動の成果やパフォーマンスを披露し、盛会のうちに訪日を締めくくった。

大きな病気や怪我をする団員もなく、代表団一行は8日間の日程を終え、62日成田空港より全員無事に帰国した。本事業の実施にご協力頂いた外務省、中国大使館、受入関係機関等の皆様に厚く御礼申し上げたい。
                                                   (総合交流部)

 
日程表  参加者感想文 
 
少数民族全員で披露した歌舞。
56民族がそろって海外に出る機会は
非常に稀だという

中国語学科の学生にキャンパスを
案内してもらう(麗澤大学)


裏千家で茶道を志す関係者と交流し、
慣れない正座でお茶をいただく団員

 
 
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