平成22年度日本高校生代表団第1陣が訪中 北京・山東省・上海で交流
同日夜には、人民大会堂にて開催された歓迎宴に参加、王効賢中日友好協会副会長から「ホームステイなどを通して、中国のことをより多く知り、中国の若者と友達になっていただきたい」と歓迎の言葉が送られ、続いて日野団長は「中国の学生達と直接ふれあって、日中友好の未来への礎を築くとともに、中国の歴史の中で大きな世界観を養い、グローバルな視点で物事を考える力をつけてほしい」と挨拶した。 11日には、北京市から山東省済南市へと移動し、翌12日には孔子の故郷である曲阜市の孔廟・孔府・孔林を参観した。13日には、淄博市へと移動し、同市桓台県内にある桓台第一中学を訪問した。バスから降りると、ホームステイ先の生徒が一人ずつ出迎えてくれ、二人1組となって交流会に参加した。日中双方の高校生がそれぞれ歌や楽器演奏等のパフォーマンスを披露し、その後記念植樹、全員で記念撮影をした後、それぞれがホームステイ先へと分かれた。翌14日の朝、ホームステイ先の生徒と一緒に学校に集合した。出発の際には、抱き合い、涙ながらに別れを惜しむ姿が見られた。ホームステイ先では、餃子を作ったり、一緒に買い物に行ったりするなど、短い時間であったが中国の家庭の様子を体感することができた。た。
その後、済南から上海へ移動し、多くの来場者で賑わう上海万博を参観した。短い時間だったが、いくつかパビリオンを見学するなどし、大きな会場と万博の盛大な雰囲気に皆驚いた様子だった。上海の歓送会では、中日友好協会の許金平副会長から「今回の訪中を通じて、皆さんには今後中日友好の懸け橋になってもらいたい。」と言葉がかけられた。 一行は、翌15日無事に帰国した。訪中に参加した高校生からは、「中国の高校生は勉強熱心」、「人のあたたかさに触れとても感動した」、「日本で中国は怖い等のイメージが多いが、中国には見習うところがたくさんあると感じた。」といった感想が聞かれ、訪中を通して大きな刺激を受けたことがうかがえた。
最後に、今回の訪中にあたり、ご指導ご協力いただいた関係者の皆様に厚くお礼申し上げたい。 (総合交流部)